2022年7月21日(木)お昼ごろにおばあちゃんから電話があった。
出たくなかった。
出なかった。1時間後にまた電話があった。
それにも出なかった。
少しモヤモヤしながら数日を過ごし、母のいる実家に息子と泊まることにした。
実家で晩御飯を食べていると、おばあちゃんから今度はLINEが入った。
「昨日、お誕生日のお祝いを小荷物で送ったので受け取って欲しい」との内容だった。
自宅には夫がいるが荷物を受け取ってくれているだろうか。
荷物を受け取ったら、既読をつけよう。と思い、開封はしなかった。
翌日、自宅に帰ると荷物が置いてあったので夫が受け取ってくれているようだった。
開封すると私と姉の家族分のお祝いとお菓子と調味料が入っていた。
”お姉ちゃんとわけてください”とメモが添えてあった。
その時、ふと「また私がみんなの橋渡しをするのか」「おばあちゃんから連絡があった」ことを伝えなくてはいけないのかとすごく落ち込んだ。
お祝いが入った厚め封筒が3つ・・・。・・・3つ・・・?????!
違う、一つは手紙だ!!!!!!!!
度肝を抜かれた。あー、電話に出なかったからか。手紙をしたためたのか・・・
読みたくない気持ちの方が強かったが、電話よりはまし。
電話だと相手から吐き出された言葉をすべてを受け取らなくてはいけない。
が、手紙は途中で辞めることができる。
正直、どんなことが書いてるのか気になったので恐る恐る開いてみた。
手紙の冒頭は「あなたにはたくさんの気苦労をかけています」から始まった。
読み進めるとお父さんをほめる言葉だった。
引っ越しを手伝ってもらっています。
お父さんは本当にやさしい。
お父さんには守ってくれる人がいない。
だからおばあちゃんはお父さんの味方だ。
おばあちゃんにとってお父さんは大切な息子だから、
おばあちゃんがお父さんを守りたい。
という内容がずらりと並んでいた。
『お父さんには守ってくれる人がいない。』
『おばあちゃんにとってお父さんは大切な息子だから、
おばあちゃんがお父さんを守りたい。』
この言葉を見た途端、吐き気がして
それ以上、読み進めることができなかった。
昔ながらの縦書きの便せん、全部で5枚ほど
びっしりと書かれていた。
枚数を確認するため2枚3枚とめくる時にちらっと見えた『知輝』の文字。
気持ちが悪くなって、すぐに手紙をまとめて封筒に戻した。
色々と悩んだ。この物たちをどうする。
お姉ちゃん家族へのお祝い・2つずつ入ったお菓子と調味料・そして一番嫌な読みかけの手紙。
ひとまず、おばあちゃんには
”荷物を受け取った旨とお祝いのお礼、今後こういった気遣いは不要である”とLINEをした。
お父さんと会って話をしよう。まずおなあちゃんには今後このようなことは辞めてほしいと言ってもらおう。
そしてお母さんと別居して1か月が過ぎたので、ちょうどお父さんの意向を聞いてみたいと思っていたので、いいタイミングではあった。
1ヶ月ぶりにお父さんにLINEした。
「今日、会って話せますか?」
その日のお昼の時間帯にお父さんに会うことになった。